100年の恋も、冷める時は1秒もかからない説。

私が初めて人を好きになり、初めて自分から告白をしてOKをもらったのは高校の卒業式の時でした。

ずっと片思いしていたので、OKをもらえた時は一生分の幸せを使い果たしてしまったのではないかと思うくらいでした。
彼はスポーツ万能で、背がひょろっと高くて、男女分け隔てなく話しかけられる気さくな人でした。男子が苦手だった私は、彼が話しかけてくれたことにより苦手意識が薄まりました。
晴れて付き合うことになり、3回目のデートまでは幸せいっぱいでした。問題の4回目のデートでは、お互い緊張もほぐれてなんでも話せるようになっていました。そこで私はアレ?と疑問を抱くようになりました。その疑問というのは、かれがやたらベタベタしてくるようになったことにありました。それまでは爽やかに手を繋いでくれたりしていたのに、あれはなんだったの?という感じです。
そして100年の恋が冷めた瞬間というのが、人が行き交う交差点の真ん中でキスをせがまれた時です。小さい子のように駄々をこねるような感じで、腕をブンブン振って「イヤイヤ」を繰り返す彼を見て、彼への恋が一瞬で消え去りました。自分でも消えたのがわかるくらい呆気なくシュッ!と消えたのです。
私は目の前にいる、もう彼でもなんでもない男性をそのまま置き去りにし、猛ダッシュで逃げました。
初恋はうまくいかないと言われているのは、見る目が養われていないからなのだとその時わかりました。

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